藤城清治展
福岡市博物館で開催中の、藤城清治展行ってきました。誰もが目にしたことのある、愛らしいキャラクターたち。100年の人生を、激動の時代と共に生きてきたからこそ、美しい世界と生きる喜びに満ちた作品が生まれるのか。
それにしても、どの作品も、細かい作業とたくさんのマテリアルの配置。反復や敷き詰めの様式美がデザインを完成させている。シューベルトは、反復を重ねて、長大にすることが、神の崇高さを表現する、と言ったとか。
「影絵」というわけだから、主役は影。夢のような色彩と光の全てが「黒」を表現するために存在する。絵画と違って、完成時の「効果」を熟知してないとできない技だ。
制作過程を、詳しく見てみたいなあ。
インターネットで借りてきた作品、かなり大きいものなんです。実寸で見ると、題名の「生きる喜び」が伝わってきます。
最近のコメント